「電話が鳴るたびに心臓がドキドキする…」
新入社員にとって、オフィスにかかってくる電話の着信音は、ドラクエのエンカウントBGMよりも怖い、まさに、未知の敵のようです。
誰からの電話か、どう答えればいいのか、頭の中に全く知識がない状態なので、怖いのは当然。
新入社員に初めて電話対応を教える立場の方も、「どう教えたら、出来るようになるだろう?」と悩むのではないでしょうか。
この記事では、新しい職場で私が実際に体験して効果があった、電話対応のハードルを下げる教え方・教わり方をご紹介します。
電話に出るのが少し怖くても大丈夫!
最初のオフィスでの電話対応は、ちょっとした工夫で乗り越えられます。

この記事は以下の方におすすめです!
- 新入社員として、これから初めてオフィスで電話に出る方
- 新入社員に電話対応を教える立場になったものの、教え方に悩んでいる方
- 職場の離職率が高く、新人の不安を取り除く方法を探している方
最初の電話は「分からなくても何とかなる!」周りのサポートと少しの工夫で怖さは減らせる
若い頃、私が新しく入った職場で、上司に言われた最初の言葉は、「分からなくても何とかなる!」でした。
この言葉にどれだけ救われたか分かりません。
新人に教える最初の一歩:用件の復唱で周りの助けを呼ぶ
電話を受けた新人の方にまず教えたいのは、用件をよく聞いて、自然な範囲で復唱することです。
例えば、「〇〇会社の山田と申します。△△部長はいらっしゃいますか?」という電話に対して、「〇〇社の山田様でございますね。部長の△△でございますか」と復唱します。
こうすることで、周りの先輩社員が電話の内容を把握でき、「あっ、〇〇社の山田さんからだ」とすぐに気づき、必要に応じて代わってあげることができます。
「少々お待ちくださいませ」と丁寧に伝え、先輩社員にバトンタッチすれば、新人は最初の難しい局面を乗り越えられます。
これを日々繰り返し、少しずつ出来ることから手を離して行くことで、新入社員は、徐々に電話対応に慣れていくことができます。
周囲のサポート体制が鍵:新人を育てる意識を持つ
この方法がうまくいくには、周りの先輩社員の「育ててあげよう」という温かい姿勢が不可欠です。
もし、先輩社員が、「電話に出たくないから新人に押し付けよう」「私も最初はこうして苦労したんだから…」といった、ちょっとイジワルにも思える考え方に固執していては、新人の不安は増すばかりで、離職にも繋がりかねません。
初めて経験することは、誰でも分かりません。
だからこそ、教える立場の方や周りの方は、新人が電話に出たら、復唱を聞いて、すぐに助け舟を出せる体制を整えてあげてください。
新人が早くオフィスでの電話対応に慣れ、一人前になれば、結果的に周りの仕事も楽になるはずです。
新人が早く慣れるための少しの心がけ:周りの動きをや会話を観察する
新入社員自身も、電話に早く慣れるためにできることがあります。
それは、職場内で周りの人が話している内容に、自分には関係ないと思わず、少し耳を傾けてみることです。
「あの人はいつも〇〇さんに電話してくるな」「△△部に来客みたいだ」と、周りの様子を何となく聞いたり見たりしておくだけでも、電話や来客があった際に「あっ、あの人かな?」とピンとくることが増えてきます。
これを繰り返していくうちに、取引先の名前や、よく電話をかけてくる人の名前を少しずつ覚えることができ、徐々に電話への怖さは薄れていくでしょう。
早く仕事に慣れたい!と思っている新人の方は、是非実践してみてください。
電話対応の基本:メモと復唱は必ず行う
電話での敬語や一般的なビジネスマナーについては、市販の書籍や研修などで学ぶことができますね。
ですので、ここでは基本だけ。
電話に出る際の基本中の基本は、必ずメモを取ることです。走り書きでも単語でも構いません。
電話に出るときは、常にメモとペンを用意しておきましょう。
特に、折り返し先の電話番号や担当者の名前など、重要な情報は必ずメモを取りながら復唱し、聞き間違いを防ぎます。
初めての電話対応は不安が多いかもしれませんが、周りのサポートと少しの心がけで、必ず慣れて乗り越えられます。頑張ってください!
まとめ:新人が怖がる電話対応を乗り越えるための3つのポイント
最後に、今回の記事のポイントを振り返りましょう。
- 最初のステップは復唱から: 用件を復唱することで、周りのサポートを得やすくなります。
- 周囲の温かいサポートが不可欠: 新人を育てる意識を持ち、困っている時にはすぐに助けられる体制を作りましょう。
- 新人も少し工夫を: 新人も、周りの仕事に耳を傾けることで、職場の状況を把握しやすくなり、電話への怖さが減っていきます。
これらのポイントを実践することで、新入社員は安心して電話対応に臨めるようになり、職場全体のコミュニケーションも円滑になるはずです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。