
ママー、あと10分だけ延ばしてー
毎日、お子さんのこんな言葉に困っていませんか?
我が家でも、小学校高学年でスマホを導入したものの、夕食の支度中や寝る前になると、娘からそんな懇願が毎日のように繰り返されていました。
そんな我が家が、試行錯誤の末にたどり着いた、お子さん自身が時間管理できるようになる「守れる新ルール」をご紹介します!

この記事は以下の方におすすめです!
- 小学生のスマホの使い過ぎに悩んでいる親御さん
- YouTubeやTikTokなど、時間を消費しやすいアプリの対策を知りたい方
- お子さんに自分で時間管理する力を身につけてほしい方
「最初が肝心!」スマホルールを決めたのに、延長の連続…
「最初が肝心!」と、当初決めたスマホのルールは、Googleファミリーリンクを利用して、平日1時間、休日2時間の時間制限と、アプリは許可制。

ちなみに、お友達と出かけてスマホで遊ぶ時は、悩ましいですが、現在のところ、柔軟に時間の延長に応じています。
また、フィルタリングアプリを利用し、アクセスできるサイトの制限と、深夜など使用できない時間帯を設定しました。
これで安心!…のはずが。
蓋を開けてみると、YouTubeショート動画、ZEPETO、TikTokといった楽しいアプリたちで、あっという間に持ち時間を使い果たし、連絡手段であるLINEも使えなくなる始末…。
遊びの時間は完全に上記3つのアプリに集中していました。
特にYouTubeショート動画は、次々と流れてくる魅力的な動画に抗えず、気づけば制限時間を使い切ってしまう毎日。
時間を延ばしても延ばしても、しばらくすると「延ばしてー」「延ばしてー」の繰り返しに、私も時間を取られ、困り果てていました。
また、連絡手段として持たせているスマートフォンが、遊びのために毎日制限時間いっぱいまで使われてしまう現状に、疑問を感じてもいました。
アプリ別の時間制限で「やめられない」を乗り越える!
まず見直したのは、時間制限の仕方です。
以前はGoogleファミリーリンクでトータルの時間管理をしていましたが、それだと「面白いアプリ」で時間を使い切ってしまい、他のことが何もできなくなるという問題がありました。
そこで、娘と話し合い、「YouTubeは15分、ZEPETOは20分、TikTokは10分」と、つい使い過ぎてしまうアプリには、それぞれ細かく制限時間を設定することにしたのです。
このアプリごとの時間制限も、Googleファミリーリンクの機能を利用しています。
驚いたのは、この時間設定が娘自身の申告によるものだったということです。

そんなにずっと見たいわけではないんだけど、次から次に動画が出てきて、自分ではやめられないんだよね。
と正直に話してくれた娘の言葉を受け止め、本人が「本当はこれくらいで良い」と思える時間で設定してみました。
特にZEPETOは、アバター作りなどに没頭すると、あっという間に時間が過ぎるとのこと。
ちなみに、連絡手段として使うLINEについては、現在動画視聴はほとんどしていないため、時間制限は設けていません。
ダラダラ時間延長はやめた!遊びとLINE利用を連動させる
そして、ダラダラと「時間延長」に応じるのはやめて、1日の上限時間を守ることを親子で再確認しました。
以前は子どもから「友達からLINEが来てるから延ばして!」と言われると、仕方なく延長してあげてしまい、ルールがなし崩しに破られる原因になってしまっていたからです。
重要なポイントは、遊びで持ち時間を使い切ってしまうと、結果的に友達とのLINEも確認できなくなるということです。
これは、ルールとして「LINEを使えなくする」と設定したわけではありません。
あくまで、1日の持ち時間を全て遊びに使ってしまうと、必然的にLINEを使うための時間が残らなくなる、という状況を作り出したのです。
我が家にとってスマホは、遊びの道具であると同時に、大切な連絡手段。
これらの状況を作り出すことで、娘のスマホ利用は、「動画の制限時間が切れたら、あとはなるべく時間を残しておく」ように変わりました。
友達からの大切な連絡が確認できなくなるのは困る、という意識が働き始めたようです。
また、「本人が毎日、時間を使い切らずに残しておけるようになったら、1日の使用時間の上限を再検討する」という柔軟性もルールに盛り込みました。
時間延長は「やるべきこと」の後に!自主的に行動を選ぶ
さらに、時間を使い切ってしまった後の工夫として、「宿題をしたり、ワーク学習、習い事の練習などをすると10分延長できる」という仕組みを取り入れました。
特に、本人が苦手な科目のワークに取り組んだ場合は20分延長とし、少しでもやる気につながるようにしています。
この仕組みがあるので、完全にLINEが使えなくなって困ることもありません。

終わったから、10分延長してー。
また、この仕組みのおかげで、単に制限されるだけでなく、「これをやれば10分使える」という目標ができたことで、娘自身が行動を選択するようになったのです。
以前は、延長をただ「ダメ!」と言われるだけでしたが、自分で「やるべきこと」を済ませれば使える時間が増える、という経験を通して、自主的に取り組む姿勢が見られるようになりました。
まだ完全に時間を使い切らない日はないものの、以前のように「延長して!」をただ繰り返すのではないため、1日の総使用時間は大きく減っています。
押し付けずに自律を支える!時間管理で大切なこと
Googleファミリーリンクやフィルタリングアプリは便利なツールですが、最終的に大切なのは、子ども自身が時間を管理しようという気持ちを持つことです。
大人にとっても、時間を上手に管理することは難しいもの。
だからこそ、一方的にルールを押し付けるのではなく、お子さんの気持ちに寄り添いながら、自分で気づき、自分でコントロールできるようになるためのサポートが大切だと感じています。
今回のルール変更は、Googleファミリーリンクによるアプリごとの時間制限という土台の上に、娘自身の自律性を促すための工夫を加えたものです。
まだ試行錯誤の段階ですが、娘自身が「自分で時間をコントロールする」という意識を持ち始めたことは大きな一歩だと感じています。
これからも、子どもの成長に合わせてルールを見直し、サポートしていきたいです。
最後に、今回の記事のポイントはこちら!
- Googleファミリーリンクでアプリごとに時間制限を設定する。
- 遊びと連絡に使う時間を連動させ、子どもが自分で時間管理する意識を育む。
- 時間延長は「やるべきこと」後にして、自主的な行動を促す。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。